保険診療についてもお気軽にご相談ください
歯科診療には、保険が適用されるものと自費(保険適用外)になるものがあります。長堀橋駅から通える大阪市中央区の歯医者「タニオ歯科クリニック」では、保険診療と自費診療のどちらにも対応しています。大切なのは、患者様に納得してどちらがよいかを選んでいただくこと。しっかりご相談を重ね、ベストな診療を選択しましょう。
保険診療とは?自費診療とは?
日本における保険診療は「国民皆保険制度」によって成り立っており、この制度によって様々な治療費が定められています。この制度は、治療を「悪くなった部分の機能を必要最低限回復させるもの」として使用する素材や治療法などを限定することで費用が高額にならないようにし、誰でも治療が受けられるようにすることを目的としています。
それに対して自費診療は素材や治療法などの選択肢が広く、使いやすさや見た目の美しさなどを追求することが可能です。経年にともなう劣化なども少ないですが、そのぶん治療費は高額になります。どちらかを選択するかは患者様次第であり、歯科医院や歯科医師が強要するものではありません。当院では患者様のご希望をじっくりうかがい、最適な方法をご提案しています。
「保険内で十分」なら保険診療をオススメします
当院では「保険診療」「自費診療」のどちらにも対応していますが、保険診療で患者様に十分ご満足いただけると判断できる場合には、無理に自費診療をオススメすることはありません。
私たちが大切に考えているのは、保険診療・自費診療を問わず「患者様に納得していただける診療をご提供すること」です。カウンセリングや治療前のコミュニケーションを通してじっくり話し合い、納得して選んでいただいた治療法によって、できるかぎりお口の中をよい状態にできるよう努めておりますのでご安心ください。
~メタルフリー治療に対応しています~
保険診療と自費診療では、おもに次の3つについて大きな違いがあります。
保険診療 | 自費診療 | |
---|---|---|
印象材 (歯型を採る材料) |
海草の寒天から作られており、水分量が多いためにちぎれやすい。また、時間の経過によって変形しやすい。 | シリコンで作られており、変形したりちぎれたりしにくい。精度の高い歯型が採れ、高品質な詰め物・被せ物を作ることができる。 |
接着剤 | 唾液の影響で溶かされてしまうことがあり、被せ物が外れるリスクが生まれたり、すき間ができて虫歯が再発しやすくなったりする。 | 接着力が高く、唾液によって溶かされるリスクも抑えることができる。 |
歯科技工士の作業 | 一つの技工物に対する作業料が安いため、製作にかける時間を短くしなければならない。 | 作業料が高くなるため、時間をかけてていねいに作業できる。材料も高価なものを用いるため、高品質な技工物を作れる。 |
当院の保険治療
当院では、虫歯治療や親知らずの抜歯などの保険治療に対応しています。
虫歯治療
虫歯は、以下の表のように徐々に進行していきます。虫歯は放っておいても決して自然には治らない病気ですので、できるだけ早い段階で診察を受け、それ以上の悪化を防ぎましょう。虫歯を削った部分を補う詰め物や被せ物には、レジン(歯科用プラスチック)や銀歯(銀合金)を用います。
C0:初期の虫歯
ごく初期の虫歯であり、まだ歯に穴は開いていません。適切な歯みがきやフッ素塗布によって歯を再石灰化させ、改善させていきます。
C1:エナメル質の虫歯
歯の表面のエナメル質に少し穴が開いた状態です。まだ痛みはありません。虫歯の部分を削り、詰め物を装着する治療をおこないます。
C2:象牙質の虫歯
エナメル質の内側の象牙質にまで達した虫歯です。象牙質は神経に近いため、冷たい物や甘い物がしみることがあります。虫歯の部分を削って型を採り、被せ物を装着する治療をおこないます。
C4:末期の虫歯
歯冠部分が溶かされてほとんどなくなった状態です。神経が死んでしまうといったん痛みはなくなりますが、歯根の先端に膿がたまると再び激しく痛みます。この段階になると、ほとんどの場合で抜歯を選択します。
こんな親知らずは抜歯が必要です
大人になってから、奥歯の奥に生えてくる親知らず。曲がったり横向きになったりして生えることが多いために、虫歯や歯周病、歯並びの乱れなどを招くリスクがある“トラブルメーカー”として知られています。
まれに正しい向きで生え、きちんと奥歯として使えるものもありますが、以下のような悪影響があらわれている、もしくはあらわれる可能性が高い場合には、早めに抜歯するのがオススメです。
- 親知らずがあることでブラッシングがしにくい
- 親知らずに痛みや炎症が起きている
- 親知らずが虫歯になっている
- 親知らずに隣り合う歯が虫歯になっている
- 手前の歯を強い力で押し、歯並びを乱す恐れがある
- 親知らずが口腔内の粘膜を傷つけている
若いうちに抜歯をおこなえば、のちの骨の回復が早く、歯根が骨から離れずに抜けにくいといった事態も避けられます。難症例の親知らずを抜歯するとなると、患者様の身体的負担も大きくなりますので、気になる親知らずがある場合は後回しにせず、一度当院にご相談ください。